映画『盤上の向日葵』 あらすじと諏訪ロケ地紹介
天才棋士と伝説の真剣師。
「その出会いが、二人の運命を大きく変えていく。」
山中で発見された白骨死体。
その傍らに残されていたのは、この世にわずか7組しか存在しないとされる希少な将棋駒だった。
捜査の先に容疑者として浮かび上がったのは、
突如として将棋界に現れた天才棋士・上条桂介(坂口健太郎)。
そして、彼の過去を知る人物として浮かび上がるのが、伝説の真剣師・東明重慶(渡辺謙)。
将棋にすべてを賭けた二人が出会い、盤上で交錯する運命。
栄光と挫折、光と闇のあわいに揺れる壮絶な人生が、静かに、そして激しく動き出します。
坂口健太郎と渡辺謙・初共演で挑む慟哭のヒューマン・ミステリー。
その衝撃の真実が、いま明らかになる。
■ 物語を支える舞台 ― 長野県諏訪市
本作の印象的な場面のひとつとして登場するのが、長野県諏訪市・片倉館。
国指定重要文化財にも指定されるこの建物は、大正ロマンの香りを色濃く残す名建築として知られています。
劇中では、主人公・上条桂介の幼少期に将棋を打つ場面が、「片倉館 会館棟2階の大広間(204畳)」で撮影されました。 片倉館の記事「松竹『盤上の向日葵』で片倉館がロケ地に!!」
畳一面に広がる壮麗な空間に差し込む柔らかな光が、桂介の将棋の原点を象徴するように美しく映し出されています。
静けさの中に漂う緊張感・その瞬間に込められた息づかいまでが伝わってくるようです。
■ 特別な夜にしか見られない「七色の片倉館」
今回ご紹介する動画は、片倉館が特別にライトアップされた期間限定の夜に撮影されたものです。
通常の営業時に、建物がこのように七色の光に包まれることはありません。
ライトアップされた片倉館は、昼間とはまったく異なる幻想的な姿を見せ、
まるで映画の一場面のように、歴史ある建築が光の中に浮かび上がります。
■ 訪れる方へ
片倉館は、かつて製糸業で栄えた片倉財閥によって建てられた、地域の象徴ともいえる建物です。
名湯・千人風呂で知られる浴場棟とともに、会館棟は今も人々に開かれた文化施設として活用されています。
映画を観たあとにこの場所を訪れれば、桂介が幼き日を過ごした記憶の片鱗を感じ取ることができるかもしれません。
諏訪湖を望む静かな町並みと、時を越えて輝き続ける片倉館。
その空気を肌で感じるひとときが、あなたの旅を豊かにしてくれるでしょう。
映画『盤上の向日葵』ロケ地マップ🗺️
ルート案内・写真・動画つきで公開中 👉
https://yatsugatake.info/map_banjo.php
🎬 映画『盤上の向日葵』(松竹)
2025年10月31日(金)全国公開。
📍 ロケ地情報
長野県諏訪市湖岸通り4丁目1番9号
国指定重要文化財・片倉館(会館棟)
■ キャスト一覧
・坂口健太郎 (上条桂介 役)主人公 異端の天才棋士
・渡辺謙 (東明重慶 役)歴代最強の真剣師
・佐々木蔵之介(石破剛志 役)白骨死体事件を追うベテラン刑事
・土屋太鳳 (宮田奈津子 役)桂介の元婚約者。宮田農園の娘
・高杉真宙 (佐野直也 役)佐々木蔵之介演じる刑事と共に事件を追う若手刑事
・音尾琢真 (上条庸一 役)桂介の父 息子との関係は複雑
・柄本明 (兼埼元治 役)将棋の裏社会に生きる男
・渡辺いっけい(角舘銀次郎 役)山形で旅館を営む愛棋家
・小日向文世 (唐沢光一朗 役)桂介の恩師
・木村多江 (唐沢美子 役)唐沢の妻
・尾上右近 (壬生芳樹 役)天才プロ棋士
■ 監督・脚本 熊澤尚人
原作 柚月裕子
音楽 富貴晴美
■ ザンオールスターズ 主題歌「暮れゆく街のふたり」
■ この動画には、あえて音楽やナレーションを入れていません。
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