2024 秋ドライブ｜標高2,127m「麦草峠」
長野県・茅野市〜佐久穂町を結ぶ、天空の絶景ルートを走る
■ 長野県の中部、八ヶ岳連峰を貫く国道299号線
「メルヘン街道」と呼ばれるこの道の最高地点に位置するのが、
麦草峠（むぎくさとうげ・標高2,127m）です。
茅野市側から緩やかに標高を上げ、白樺林が黄金色に輝くカーブを抜けると、空気がぐっと澄み渡っていきます。
ドライブしたのは 2024年11月13日、このシーズン最後の峠を越えられる日でした。
やがて雪が降り積もり、春まで通行止めになる
そんな“冬の入り口”に出会う、特別な一本の道。
晩秋の風に揺れるカラマツや、静まりゆく森の音が、季節の終わりをやさしく告げていました。
2025年（令和7年）の通行止めについては、
令和7年11月20日（木曜日）午前11時から令和8年4月16日（木曜日）午前11時まで の予定となっています。
■ 麦草峠とは
長野県茅野市と南佐久郡佐久穂町の境に位置する峠で、標高は2,127m。
国道299号（メルヘン街道）の中でも最も標高が高い地点です。
その名の通り、牧歌的でどこか幻想的な雰囲気が漂い、日本三大高所国道の一つとしても知られています。
峠の頂上には、山小屋「麦草ヒュッテ」があり、夏から秋にかけて登山客で賑わいます。
一歩足を伸ばせば、「白駒の池」や「高見石」といった絶景スポットもすぐ近く。
苔むした原生林や透き通る湖面は、“森の宝石”とも呼ばれる神秘的な美しさを見せてくれます。
■ 絶景と自然の魅力
麦草峠の魅力は、なんといっても八ヶ岳連峰を一望できる雄大なパノラマ。
天気の良い日には、南アルプス・北アルプス・御嶽山までもが遠くに見渡せます。
秋には、黄金色のカラマツ林が山肌を染め上げ、どこまでも続く稜線が夕日に照らされて輝きます。
夜になると、空一面に星が降り注ぐような星空が広がり、
まるで天空にいるかのような静寂と美しさ。
写真家やドライバー、登山者を惹きつけてやまない理由が、そこにあります。
■ 周辺観光スポット
・白駒の池（しらこまのいけ）
標高2,115m、日本一高所にある天然湖沼。苔むした森に囲まれ、紅葉の名所としても人気。
・高見石（たかみいし）
白駒の池を見下ろす絶景ビュースポット。岩場を登れば、眼下に広がる湖と山並みの大パノラマ。
・八千穂高原
佐久穂町側に広がる白樺林が美しい高原地帯。秋は黄金色の白樺並木が続く絶景ドライブロード。
・蓼科高原
茅野市側には、温泉、美術館、リゾートホテルが点在。
■ ドライブを楽しむために
・通行可能期間：例年 4月下旬〜11月中旬頃まで（冬季は通行止め）
・天候の急変に注意。標高が高いため、晩秋は雪や氷結の可能性もあります。
・防寒対策を万全に。特に朝晩は氷点下近くまで冷え込みます。
■ 麦草峠を走る、秋の終わりの風景
エンジン音だけが響く静かな峠道。
陽の傾きとともに、森の色は深く、空は淡く。
季節が確かに移ろっていく、その瞬間に立ち会える場所。
まもなく、また雪の季節がやってきます。
冬を前に、ほんのひととき
晩秋の麦草峠を走るドライブで、高原の静寂と自然の息づかいを感じてみませんか。
＜イベント情報＞
～週末はどこに行こう？お出かけ情報は
「一覧」「イベントマップ」
