信州・白駒の池|苔の森を抜けて出会う、神秘の湖と夏の朝焼け
標高2,100メートルの朝に、心がほどける
苔むす原生林と朝焼けの鏡湖──北八ヶ岳・白駒の池へ、大人の夏旅
長野県・北八ヶ岳の深い森にひっそりと佇む「白駒の池(しらこまのいけ)」。
標高2,100メートル、日本一高所にある天然湖は、まるで時間が止まったかのような静けさをたたえています。
夏の朝。
夜明けとともに苔むす森がほんのり色づき、やがて山影の向こうから、やわらかな朝日が差し始めます。湖面には、原生林のシルエットと空が溶け合うように映り込み、
風ひとつない瞬間にはまるで空と湖が一体になったような、幻想的な景色が広がります。
そんな夏、「白駒の池」の早朝を映像に収めたものです。
鳥のさえずりと木々のざわめきだけが聞こえる静寂の中で、朝焼けに染まる水面の美しさが心に沁み入ります。
喧騒から少し距離を置きたいとき、自然と向き合いたいとき──ここには“何もしない贅沢”があります。
苔の楽園を歩いて湖へ
駐車場から白駒の池へは、苔と原生林に囲まれた遊歩道を15分ほど歩くだけ。
コメツガやトウヒ、シラビソなど、樹齢数百年を超える木々が立ち並ぶ森の中、
周辺には、ふかふかとした苔が緑のじゅうたんのように広がっています。
ここには485種類もの苔が生息しているといわれ、森に包まれながら散策する時間そのものが、
癒しの旅になります。
春には遅咲きのイワカガミが、秋にはナナカマドが赤く実り、湖面には季節を映す色彩が絶えず変化をもたらします。白駒の池の魅力は、紅葉だけにとどまりません。
朝焼けの夏、雪の残る春、霧に包まれる初秋──訪れるたびに新たな表情と出会えます。
気軽にアクセスできる“深い自然”
白駒の池は、茅野市から国道299号線「メルヘン街道」を経てアクセスでき、有料駐車場も整備されています。
標高2,100mに位置しながらも、高山登山のような過酷さはなく、
安心して訪れることができる場所です。
また、八ヶ岳の登山やトレッキングの拠点としても知られ、自然との対話を求める旅人たちにとって、理想的な“入口”でもあります。
■ 心の余白に、美しい朝を
都会の喧騒を離れ、自分自身の時間をゆっくりと過ごしたい方へ。
白駒の池で迎える朝は、ただの観光地とは一線を画す「体験」です。
苔の森を抜け、朝陽に染まる湖の前に立ったとき、きっと言葉では言い表せない感動が胸に広がるでしょう。
静かな朝の旅を、白駒の池で。
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